2022年7月28日 5:09 PM
『「科学する野球」自然体,ヘッピリ腰で構える①-バットをタメることができず手振りになる』では,次のことを説明しました.
- バットを体の前に構えるので,手振りとなり,肘を先行させてバットを後ろにタメ,空手で打つことができなくなる
- バットを体の前に構えると後ろ腰に捻りが入らないため,内部応力が利用できず,バットに加速度を与えることができない
どちらも肘を先行させることができないので,手打ちになってしまいます.
バットを体の前に構えていると,体に反動をつけて振り出そうとする
さらに,ヘッピリ腰で構えたり,自然体で構えると,バットを振り出すのに,体に反動をつけて振り出そうとするから,構えからバックスイング,バックスイングからフォワードスイングに移るのに,体重の移動にともなって,図⑬や図⑭のように,重心を上下動させる結果,ボールの力に差し込まれるばかりではなく,視線のブレを招き,ミートが不正確になります.
ところが,写真⑩のように,後ろ腰に捻りを入れると,この捻りで体重は後ろ足にかかり,構えそれ自体が打つ構えになっているので,バックスイングでことさらに体重を移動する必要もなく,重心の高さも,図⑮のように,構えてから打ち終わるまでほぼ一定の高さに保つことができるから,ボールの力に差し込まれることもなく,視線のブレも起こりません.
引用元:科学する野球・実技篇,pp.34-35




引用元:科学する野球・実技篇,p.35,図14
引用元:科学する野球・実技篇,p.36,図15
写真⑩のように,後ろ足を斜めに閉じて,後ろ腰に捻りを入れておくと,捻り戻しでステップすればよいので,図15のように重心の上下動が抑えられ,視線がブレることもなくミートの正確性が増します.
自然体,ヘッピリ腰で構えると,手元から始動するため,バックスイングからフォワードスイングに移るのに図⑬や図⑭のように,重心が上下動することが指摘されています.
『「科学する野球」自然体,ヘッピリ腰で構える①-バットをタメることができず手振りになる』で述べたように,バットを体の前に構えると,体に反動をつけて振り出そうとするため,後ろ腰に捻りが入りません.後ろ腰に捻りを入れて,捻り戻しでステップすれば重心の上下動は抑えられます.

