2022年7月31日 11:57 PM
グリップを高くする窮屈な構え
2020年7月29日の打撃動作を見ると,アデル選手の構えが変わっていることに気付きます.

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=RWDEqi1v3lo

引用元:https://baseballsavant.mlb.com/sporty-videos?playId=50ba0b91-f3d2-4162-b4c8-53807eba53a3
初本塁打のときはバットを肩に担ぐ感じで,腰が入り楽に構えていたのが,最近ではバットを立ててグリップを高くして構えることが多くなりました.腕に力が入って腰も入らず窮屈な構えになっています.
引用元:ベースボール・サバント
この打席ではそこまでバットは立っていませんが,グリップの位置が高く窮屈そうに構えているのは同じです.

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=RWDEqi1v3lo

引用元:https://baseballsavant.mlb.com/sporty-videos?playId=11a5211c-799b-4d4c-a655-e270c96dbf4d
初本塁打のときは,グリップを下げて,後ろ肘を背面側にヒッチし,胸の前が空いていましたが,この打席では後ろ肘のヒッチ動作というよりも,グリップを上げたまま,窮屈そうに体を回しているような感じで,胸の前も空いていません.
グリップが高いとインパクトでワキが締まりにくくなる

引用元:https://baseballsavant.mlb.com/sporty-videos?playId=11a5211c-799b-4d4c-a655-e270c96dbf4d
アデル選手がレフト線へ二塁打を打ったときのインパクトを見ると,ワキが空いたままインパクしていることがわかります.
グリップをあらかじめすぐに脇を締められるように,グリップの位置を低くしておくと,ヒッチ動作の後,ワキが締まり,肘を先行させてバットのタメをつくることができます.
アデル選手のヒッチ動作はバリー・ボンズのような上下の動きではなく,テッド・ウイリアムズ選手と同じく後ろ肘を背面側に突き出す動きになりますが,グリップを高くしたままヒッチしようとするのでうまくいかず,結果的に脇が空いたまま打っています.
初本塁打のバッティングを見たときはすばらしい素材の選手だと感じましたが,年々打撃動作が悪くなっているようです.足を上げるステップから足を上げないステップに変えたことが悪影響をもたらしているのかもしれません.
残念ながらこのままグリップを高く保った窮屈なバッティングを続けるならば,バットのタメができず強い打球を打つことが難しくなるので,マイナー降格は時間の問題だと思います