「科学する野球」中心衝突に決着をつける③-真ん中の球はセンターに打つ

2021年2月22日 4:05 PM

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真ん中の球はセンター方向に打つ

右打者に真ん中のボールを投げるとき,プレートとホームプレートを結ぶ線と投球線(球道)との角度が最大になるのは,次の二通りです.

  1. 右投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる.
  2. 左投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる.

 角度が最小になるのは,次の二通りです.

  1. 右投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる.
  2. 左投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる.

真ん中の球で角度が最大

①右投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる

球種:4シーム コース: 真ん中高め
引用元:ベースボール・サバント

②左投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる

球種:4シーム コース: 真ん中
引用元:ベースボール・サバント

真ん中の球で角度が最小

③右投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる

球種:4シーム コース: 真ん中高め
引用元:ベースボール・サバント

④左投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる

球種:4シーム コース: 真ん中高め
引用元:ベースボール・サバント
真ん中の球はセンター方向へ打つ
引用元:科学する野球・ドリル篇,p.161,図⑤,㋩

右打者が真ん中の球を打つときの投球線(球道)

  • 右投手では「①右投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる」ときの球道「③右投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる」ときの球道を挟む範囲となる
  • 左投手では「②左投手がプレートの左端を踏んで真ん中に投げる」ときの球道「④左投手がプレートの右端を踏んで真ん中に投げる」ときの球道を挟む範囲となる
  • 実際の球道は角度がつくので,図⑤-㋩の球道のように真っ直ぐの球道になるとは限らない

真ん中の球で角度が最大になるとき,中心衝突させると打球はどこに飛ぶか

 右投手がプレートの右端を踏んで,真ん中に投げるときに、最も投球の角度がつきます.この球道という釘を打ち込むためには,ボールが来た方向に打ち返さなければなりません.

 このとき,打球線(弾道)とバット(トンカチの柄),両肩を結ぶ線との角度は90°になります.これが村上氏の中心衝突の理論です.

 では,この中心衝突で打ち返される打球の方向はどこになるでしょうか.村上理論では「真ん中の球はセンターへ打ち返す」とされています.

 センターに中心衝突で打ち返すとすれば,上から見たときの投球線(球道)と打球線(弾道)は一致するので,センター方向から打者にボールが投げられなければなりません

 マウンドはセンター方向にあるため,投手はセンター方向からボールを投げることができます.球道に多少角度がつきますが,真ん中の球をセンターへ打ち返すことが最も中心衝突に近くなるといえます.

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