2021年2月8日 8:47 PM
肩を回さないと外角球は手打ちになる
「MLBの投手の攻め方②-左投手VS左打者-外角低めに投げるのは右対右と同じ」で述べたように,投手の配球は外角低めのコースの割合が大きくなります.
そのため,投球線(球道)が打者に鋭角に入ります.そうすると,大谷選手のように肩を回さない打者は,ますますバットを打ち返す方向に90°でインパクトすることが難しくなります.
その結果,インパクトでバットのヘッド側の角度が90°よりもかなり大きくなり,手首を返して打っていると考えられます.
引用元:ベースボール・サバント

肩が回っていないため,インパクトの顔の向きがゴルファーと同じになっている.
本来ならば打ち返す方向に正対して,インパクト後,両腕を打球線(弾道)の方向に伸ばさないといけないが,ワキが空いてすでに両腕が伸びきっている.
引用元:ベースボール・サバント

インパクトでの投球線(球道)とバットとの角度は,バット側が90°より大きくなり(鈍角),グリップ側が90°より小さくなっている(鋭角).
左投手の鋭角の投球に対して肩を回さないと,インパクトでバット側の角度が90°より大きくなり,打ち返すのが難しくなる.
それを防ごうとしてバットだけを投球線(球道)に合わせようとすると,手打ちになり,手首をこねることになる.
引用元:ベースボール・サバント
また,対左投手の場合,投球線(球道)が打者に鋭角に入ってくるので,センター方向に打ち返す場合でもインパクトでバットのヘッド側の角度が90°よりも大きくなります.
このように打球線(弾道)に対して90°でインパクトしても投球線(球道)に対してバットのヘッド側の角度が大きくなりすぎると打ちにくくなるということが起こります.
つまり,左対左(右対右も)では,インパクトでバットのヘッド側の角度が大きくなる傾向にあるので,投球線(球道)の方向に打ち返すほうがよいということになります.この場合,村上氏の中心衝突の理論が適用されます.
右投手対左打者,左投手対右打者の場合はセンター方向に打ち返す場合でも,インパクトでバットのヘッド側の角度は90°より小さくなるため,引っ張る場合でも打ちにくくなることはありません.
中心衝突させずに右方向(右打者),左方向(左打者)の打球線(弾道)②対して肩とバットを90°にしてインパクトしても問題はないことになります.
右対右,左対左の場合は,村上氏の中心衝突の理論に従って,投球線(球道)に対して肩とバットを90°にするのも対策の一つです.
外に逃げるボールの球道はさらに鋭角になる
左投手のストレート系のボールを外角に投げると角度がつきますが,スライダーのように外に逃げるボールを投げると,曲がった部分の投球線(球道)がさらに鋭角に入いります.
変化球の場合,4シームと違い,線ではなく点で打たなければなりませんが,大谷選手のように肩を回さない打ち方では,ますます手打ちになります.手打ちではボールを遠くへ飛ばせないので,手首を返して打とうとします.
投球線(球道)とバットの角度は2つできます.グリップ側の角度とヘッド側の角度です.後者の角度が90°よりも大きくなると,前者の角度は90°よりも小さくなります.