2021年12月11日 11:42 AM
「空手打法」の打ち方については,『「科学する野球」「空手打法」の根拠』と『「空手打法」のバットの握り方-フックグリップで握る』で解説ずみです.興味のある方はご覧ください.
バットの真ん中の板目と手を平行にして打つだけ
これまで「科学する野球」の内容にしたがって,「空手打法」を説明してきましたが、ゴルフ用語が入っていることもあり、わかりにくく難解に感じている方もいるかと思います.
そのような方は今までの内容は忘れていただいて結構ですので,次の画像で直感的に理解してください.


上図のように,「空手打法」ではトンカチとトンカチを持つ手は平行になります.この平行になるという点について「科学する野球」に記述はありませんが,このようにトンカチを握らないとクギを強く打つことはできません.


上図のようにトンカチとトンカチを持つ手を平行に握っていても,握っていなくても,手がクギと平行になっていなければクギを強く打つことはできません.
バットの真ん中の板目と手が平行になるように握るのが,「空手打法」の握り方になります.右(下)のイラスト図20ではバットの真ん中の板目とバットを持つ手は平行になっていませんが,これではボールを強打できません.

上図のように,「空手打法」で打つには,バットの真ん中の板目とトップハンド(バットを握ったときに上に来る手)側の手が平行になるように握らなければなりません.
ボールの軌道は下向きになるので,軌道に合わせてバットのスイングは多少上向きになります.テッド・ウイリアムズ選手が提唱するアップスイングとなり,スイングに合わせてバットの真ん中の板目とトップハンドも多少上向きになります.
ボトムハンド(バットを握ったときに下に来る手)の手については,バットの真ん中の板目と平行にすることは特に意識しなくてもよいかと思います.
理由としては,ボトムハンドを空手で握るのが難しいという点が一つ,あとはインパクトでボールを押し込むのは後ろ腕(利き腕)で,前腕はボールにコンタクトする舵取りの役割を担っているという考え方ができるからです.

引用元:https://www.cleveland.com/ohio-sports-blog/2010/07/alex_rodriguez_will_try_to_hit.html

引用元:https://full-count.jp/2019/01/14/post280527/
「空手打法」についてまとめると,次のようになります.
- バットの真ん中の板目とトップハンド側の手が平行になるようにバットを握る
- ボトムハンド側の手は,インパクトするまでの舵取りの役割を担っている側面がある
- インパクト後,実際にボールを押し込むの力は前腕よりも後ろ腕の強い強い
- ボトムハンド側の手は,バットの真ん中の板目と平行にしなくてもよく,自分が持ちやすい握り方にしてよい
- バットの真ん中の板目とトップハンド側の手は,アップスイングの軌道に合わせるため,少し上向きになる
- バットの真ん中の板目とトップハンド側の手は,スイングの軌道に合わせるが,打球の軌道と一致しなくてもよい
簡単にいうと,空手打法とはバットの柾目で打つ打法のことで,そのためにはトップハンド側の手をバットの柾目と平行に握らなければならないということです.
「科学する野球」では,「フックグリップで握る」という表現が多く使われますが,ゴルフ用語を使わずに「バットの真ん中の板目と手を平行に握る」とした方が,わかりやすくなります.