2020年8月6日 5:50 PM
ステロイドとは無縁のクリーンな選手
ケン・グリフィー・ジュニア選手はステロイドとは無縁のクリーンな選手だったことで有名です.ウエイトトレーニングを一切しないということを何かで読んだか聞いた記憶があります.
インターネットで検索したところ,「他の選手のように筋力トレーニングに励まずにもパワーを見せ付けた選手だった」という記事がありました。
現地15日に行われた第85回オールスター戦のMVPは、1回に先制三塁打を右翼越えに、5回には勝ち越しの左翼線二塁打を放ったエンゼルスのマイク・トラウト外野手。走攻守すべて超一流のスーパースターに育ちつつある22歳342日の若者だ。しかし、MVPの最年少記録にはわずかに及ばなかった。1992年にマリナーズのケン・グリフィー外野手が22歳235日で受賞している。彼の父親グリフィー・シニアも1980年に受賞しており史上初の親子二代受賞。トラウト同様に3度目の出場となったこの年のジュニアは、サンディエゴで開催されたビッグゲームに「7番・中堅」で先発出場。1回に右前タイムリー、3回にグレッグ・マダックスから左翼席にたたき込み、6回には右翼線二塁打の3打数3安打2打点で文句無しの受賞だった。
グリフィーはその後も、メジャーのスーパースターとして輝き続け、MVP1度、4度の本塁打王に1度の打点王を獲得。歴代6位の通算630本塁打を放った。彼のすばらしさは長打力だけでなく10年連続ゴールドグラブ賞。また、盗塁も通算184個と当時はバリー・ボンズ外野手と並んでメジャーを代表するオールラウンドプレーヤー。また、1990年代に蔓延したとされる薬物にまったく縁がなかったクリーンな選手としても知られている。グリフィーはハイスクール時代から注目され1987年のドラフト全米1位でマリナーズに指名され、マイナーを129試合(打率3割2分、27本塁打、49打盗塁)で卒業して19歳でメジャーに昇格した。彼への印象は少年時代からの生まれついての天才という言葉似合う選手。他の選手のように筋力トレーニングに励まずにもパワーを見せ付けた選手だった。
引用元:https://weblog.hochi.co.jp/hiruma/2014/07/post-9702.html
グリフィー選手は一流の成績を残しているので,筋力トレーニングを一切やっていなかったのであれば,野球選手にボディビルダーのようなトレーニングは必要ないともいえます.
体格ではなく動作がパフォーマンスを決める
グリフィー選手は野球選手のなかではスリムな体格といえます.スリムな体でなぜこれ程の飛距離を出せるのかと問われれば,グリフィー選手がスイングスピードを速くできるような動作を行っているからというのが答えになります.
まず動作があり,その動作の後にパフォーマンスという結果が出るので,ボディビルダーのような選手であってもスリムな選手であっても,体格に関係なく,その選手の打撃動作によって飛距離という結果が出ていることになります.
「体重が重い選手は運動エネルギーを大きくできる」という利点はありますが,動作がパフォーマンスの直接的な原因となるので,ウエイトトレーニングの側面はそれほど重要視されないことになります.
野球の動作にはパワーゾーンの動作は含まれていないので,特異性の原則により,パワーゾーンのウエイトトレーニングを行っても直接的な効果は得られないことになっています.
選手の体格によって運動エネルギーの利用の仕方が異なるため,動作に違いが出てきますが,MLB の一流選手に共通する動作として認められるのが,「人」の形(右打者は「入」の形)で打つ動作です.
他にも空手打法で打っているか,インパクト後,後ろ腕でボールを押し込み,両腕を伸ばしてボールを強打しているかといった動作の調整の巧拙が問われます.