2020年8月17日 12:11 PM
テッド・ウイリアムズ選手の情報
- 身長:約190.5 cm,体重:約93 kg
- 右投左打
- 2292試合,打率.344,521本塁打,1839打点
- MLB史上最高の左翼手とも称され、ロジャース・ホーンスビーと並び、MLBで三冠王を2度獲得した。通算出塁率.482はMLB歴代1位。1941年に打率.406を記録。現時点でMLB最後の規定4割打者である。
- 23歳1か月で、1911年にジョー・ジャクソンが打率4割を記録した24歳2か月という4割打者の最年少記録を塗り替え、首位打者・本塁打王のタイトルを獲得した。
- 40歳を迎えるシーズンでの首位打者獲得は2004年のバリー・ボンズと並ぶ最年長記録として未だに破られていない。
- 通算出塁率.482はMLB歴代1位。また、通算OPS1.116はベーブ・ルースに次ぐ歴代2位である。また、引退当時、通算本塁打521本はベーブ・ルース、ジミー・フォックスに次ぐ歴代3位の記録だった。
- 並外れた動体視力を持ち、78回転のレコードのラベルを読むことができた (ただし、本人はこの逸話を自伝で否定している)。さらに空軍時代は、その目を生かして敵機を多数撃墜していたという。また、動体視力に加えて記憶力にも優れており、その日の試合で自分に投じられたボールのコース・球種をすべて記憶し、ノートに記録していたとされる。ウィリアムズの著作『バッティングの科学』は、この日々の記録を元に著された。
- 死の直前、自分の遺体を冷凍保存する旨の遺言を残したなどで物議を醸した。
- 長男のジョン・ヘンリー・ウィリアムズ(英語版)と次女のクローディアは冷凍保存を望み、長女のボビー・ジョー・フェレル(Bobbie Jo Ferrell)は火葬して遺灰を海にまくことを望み、訴訟となった。一審では長男の勝訴となったが、長女の要求した再審の結果、双方の意見を尊重し、遺体の頭部を冷凍保存、胴体以下を火葬とする判決が出され、頭部は長男に、胴体以下は長女に引き渡された。現在は頭部のみアルコー延命財団で冷凍保存されている。また、長男はその数か月後に急性白血病により亡くなっており、本人の希望により同財団に冷凍保存された(英語版「en:Ted Williams」より一部翻訳。詳細は英語版を参照のこと)。
※引用元:ウィキペディア
テッド・ウイリアムズとケン・グリフィー・ジュニアに共通するバックスイング動作
ヒッチ動作は1:45から
最後の4割打者と言われるテッド・ウイリアムズ選手(終身打率 .344 )はスイングする前に後ろ肘を背面側に引いています.この動作はケン・グリフィー・ジュニア選手にも見られます.
この動作は,フライング・エルボーからのヒッチ動作にあたり,第一動作(後ろ肘をいったん下げる)と第二動作(下げた反動を利用して後ろ肘を上げる)を同時に行っているといえます.後ろ肘を背面側に引くときに,少しグリップが下がりますが,同時に後ろ肘が上がります.
後ろ肘を背面側に引くヒッチ動作を行う打者は,グリップを下げるヒッチ動作を行う打者の第一動作と第二動作を一度に済ませることになるので,二段階の動作で肘を先行させてスイングすることができます.第一動作でヒッチ動作がコンパクトになるため,速球にも対応しやすいと考えられます.
二人の大打者がなぜ同じ動作を行っているかというと,まず運動連鎖の利用という側面があります.バットを速く振るには質量の大きい部位から始動して,小さい部位へと運動エネルギーを流す必要があります.
そのためには,肘を先行させてバットを後方に残すいわゆるタメを作らなければなりません.フライング・エルボーからのバックスイング(第一動作)で肘を上げた反動を利用して肘を先行させてスイング (第二動作)します.
後ろ肘は捕手側ではなく,背面後方に突き出す
それなら背面後方ではなく,捕手側に突き出せばよいと思われるかもしれません.しかし,捕手側に突き出すと背面後方に突き出すよりも肘が体から離れるので,ワキが空いて肘の先行が不十分になります.また, 肘が体から離れると慣性モーメントが大きくなるので,スイングスピードも遅くなります.さらに,インサイド・アウトにバットを振るという点でも,グリップの位置はなるべく背面後方に保持し,体に引き寄せておく必要があります.肘が捕手側に離れていると,体を捻って肘を背面後方に近づけたつもりでも,体とグリップの位置は離れたままなので,バットが遠回りしてアウトサイド・インのスイングになります.
つまり,スイングする前にトップハンド側の肘を背面後方に引く理由は次の三つになります.
- 運動連鎖を利用するため,フライング・エルボーから後ろ肘(グリップ)を上げ(第一動作),その反動を利用して,肘を先行させてスイング (第二動作)する.
- 慣性モーメントを小さくしてスイングスピードを速くする.
- インサイド・アウトにバットを振る.
バックスイングに入るときのヒッチ動作には,ランディ・バース選手が行っている三段階のヒッチ動作,テッド・ウイリアムズ選手が行っている二段階のヒッチ動作があります.
ヒッチ動作をスムーズに行うためには,フライング・エルボーで構えることが必須となります.